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02. AURAのものづくり

02. AURAのものづくり

現在AURAで展開する帽子は、すべて日本の工場で生産しています。
工場の職人は私たちにとっては大切な仲間であり、AURAのものづくりの裏側で欠かせない存在です。
AURAの帽子は、小さな工場も含めると国内十数か所で生産を行なっています。

①なぜ国産にこだわるか?
国内で少ないロットで生産することにより、目の届くものづくりができます。
また、日本の帽子作りは手作業の部分が多く、大量生産品ではない、クラフト感のある仕上がりが魅力だと考えています。
(海外はどちらかというと安価なものを大量に作るものづくりの方向にあります)

②なぜ工場、職人が大切か?
帽子が洋服と違う部分ですが、デザインが工場に依存する部分がとても多いです。
具体的に帽子を作るテクニックは

1、布帛→ 生地の帽子
2、型物→ フェルトやパナマといった木型や金型を使用した帽子
3、ブレード→ 麦わら帽子の様に、細いテープをミシンで縫ってつくる帽子
4、編み物→ニット帽やベレー

に分けられます。
すべてを自社でおこなえる工場もあれば、一つのテクニックに特化したした工場もあります。
また工場によってはレディスが得意、カジュアルなものが得意、薄手のものが苦手など、得手不得手があります。

私たちは企画したものを、最適だと思われる工場に持ち込み、そこで職人の意見を取りいれ、一緒にものづくりを行なっていきます。
もしくはぼんやりとしたイメージの段階で工場へ足を運び、そこにある木型や金型から発想し、デザインしていきます。

大切なことは、より良いものをつくりたいという想いを共有し、私たちのやり方を工場に押し付けるのではなく、一緒につくりあげていくことだと思います。

私たちはこれからも職人と最高の帽子をつくろうと日々模索していきます。

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※写真は東京にある老舗の型物の工場です。
蒸気で変色した木の質感が、年月を物語っていますね。

2020年3月